【ドイツ語学習にオススメ】コメディ?ドイツの三大風刺家を紹介!

政治の風刺ポスタードイツ
Pocket

俺はドイツが大好きだ。大学でもドイツについて専門的に学んだし、積極的にドイツの情報を取り入れてきた。けど、そんな俺でも、こちらに来るまで知らなかったことがある。それは「風刺」だ。そう、ドイツでは風刺が盛んに行われている。実は、社会の情報をいっぱい含んだ風刺は、ドイツ語学習にとってもオススメ。ドイツのことを面白可笑しく知ることもできる。ということで、今日は「ドイツの三大風刺家」を紹介したい。

風刺とは?

風刺とは、文章やイラスト、劇などを使って、政治や社会、人物などの欠点や罪悪を遠回しに批判すること。

日本ではあまり馴染みがないかもしれない。海外のコメディだと、芸人でも風刺ネタをやったりするので、よく目にする。

風刺はコメディと相性がいい。アメリカのアニメ「シンプソンズ」や「ファミリーガイ」、「サウスパーク」などは風刺コメディアニメだ。

日本にも社会を風刺した作品はある。例えばYoutubeで観れる「就活狂想曲」なんかは風刺に相当する。日本の就活を風刺しているので、気になる人はチェックしてみてね。

アニメーション「就活狂想曲」

風刺では「誇張」が大切だ。事実を淡々と並べても、それは単なる批判にしかならない。上に挙げた作品をみても、どれも誇張表現が特徴的なものばかりだ。

2015年に起きたシャルリー・エブド襲撃事件は、フランスの週間風刺新聞「シャルリー・エブド」に掲載された風刺画がきっかけで起きた。

時として、風刺がきっかけで大きな社会問題や国際問題に発展することもある。実はドイツでも風刺がきっかけで、トルコとの国際問題に発展したことがある。

そんなリスクも伴う風刺。背景事情を知っていれば、2倍も3倍も楽しくなる。

ドイツの風刺

さて、ドイツでは風刺はどんな扱いなのかというと、芸術の一つだとされている。

扱われる分野は、政治や社会、経済に芸術などなど。風刺は、娯楽目的で行われることもあれば啓蒙を目的とする場合、それから議論を巻き起こすために行われる場合もある。

ちなみに、風刺はドイツ語で「ザティーレ(Satire)」だ。そして、風刺家は「ザティリカー(Satiriker)」だ。

ドイツでは、風刺はキャバレーや劇場などで行われたりもするけど、今日紹介するのはテレビでの風刺。Youtubeでも観れる風刺家を選んでみた。

ドイツの三大風刺家

百聞は一見にしかず。ということで、早速ドイツの風刺家をみていこう。

ヤン・ボーマーマン(Jan Böhmermann)

まず1人目は、ヤン・ボーマーマンだ。この人なしではドイツの風刺は語れない。ドイツのスターだ。

彼の番組は「ZDF MAGAZIN ROYALE」という番組。身近なニュースを取り上げたり、都市伝説をテーマにしたり、いろんな話題を取り扱う。アメリカのレイトナイトショー形式の番組で、情熱的に語る姿が印象的。番組では、音楽なども紹介される。極上のエンターテイメントだ。

彼の風刺の特徴は、とにかく「誇張」するところにある。オーバーリアクション満載だ。そして、対象をズバズバ斬っていく。彼に題材として取り上げられたら、傷なしでは帰れないだろう。

Youtubeで検索すると、いくつか動画が出てくるので、気になる人はチェックしてみよう。

Das Humboldt Forum – Raubkunst in Berlin? | ZDF Magazin Royale

このヤン・ボーマーマン。2016年に、彼が作った詩がきっかけでトルコとの国際問題に発展したことがある。首相のメルケル氏がコメントする事態となり、裁判にまでなった。風刺がきっかけで、とんだ騒動になることもある。

オリバー・ヴェルケ(Oliver Welke)

オリバー・ヴェルケもドイツの風刺家の一人。主にニュースを風刺するのが彼の特徴。

彼の番組は「Heute Show」だ。取り扱われる分野は主に政治と社会。ニュース番組風にユーモラスにニュースを紹介してくれる。

彼の風刺の特徴は、「嘲り」だ。ニュースのキャスター風に、対象のバカバカしさや愚かしさを露呈させるのが得意。

Youtubeで「Heute Show」と検索すると、いくつかの動画がヒットするので、気になる人はチェックしてみてね。

Corona: akuter Realitätsverlust bei der Kanzlerin | heute-show vom 05.02.2021

クルト・クローマー(Kurt Krömer)

最後に紹介するのは、クルト・クローマーだ。かなりトゲのある芸風で、俺はみていてヒヤヒヤする。

彼の番組は「Chez Krömer」という。トークショー形式の番組で、有名人がゲストとして招かれる。ここで重要なのは、ゲストにはクローマーのお気に入りゲストと嫌いなゲストの二種類いること。番組のセットは、警察の取り調べ室を模して作られていて、ゲストにとっては居心地の悪い空間だ。

彼の風刺の特徴は、とにかく「棘のある言動」だ。招かれたゲストは彼の言動に(場合によっては)ズタボロにされる。取り調べ室というセッティングも手伝って、緊迫感のある風刺となっている。

今回紹介するYoutubeの動画は、クローマの嫌いなゲスト。気になる人はチェックしてみてね。

Chez Krömer – Zu Gast: Erika Steinbach (5/6, Staffel 2)

終わりに

今日は「風刺」について紹介した。日本ではあまりみない風刺。けど、欧米では盛んだ。

風刺は、テーマの背景を知らないと理解しにくいので難しい。けど、一度にいろんな情報が得られるので、ドイツ語学習にもオススメだ。ただ、使われるドイツ語は難易度が高め。ということで、ドイツ語中・上級者向けだ。風刺を通してドイツのことを面白可笑しく知ろう!

Pocket

コメント

タイトルとURLをコピーしました