【ドイツの不思議】幸運をもたらすとされているのはあの動物!

クエスチョンマークドイツ
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ドイツにはいくつか幸運をもたらすとされているラッキーアイテムが存在する。日本でもお馴染み「四つ葉のクローバー」だったり、「てんとう虫」だったり。他にもいろいろあるのだが、今日紹介するのはちょっと意外な動物「」だ。

そう、ドイツではあの豚が幸運をもたらすと信じられている。日本だと、太った人に対する悪口として「ブタ」とか言ったりするけど。あんま良いイメージじゃない。

送られてきたポストカードに豚が描かれていて、彼氏に「どうして豚なの?」と聞いたところ、そう教えてもらった。もう、びっくり仰天!だってドイツ人、日頃からネガティブな意味で「豚」って言うじゃん!不思議。

ということで、今日のテーマは「豚」だ。どうしてあの豚なのか?歴史を紐解いていきたい。

幸運の豚、どうして豚なの?

さて、どうして幸運のシンボルとして豚が採用されたのだろう。ここでは、その起源に迫る。

幸運の豚の歴史

豚はそもそも何千年も前から「強さ」と「富」のシンボルだったらしい。ゲルマン人にとって、野生の雄豚は神聖なる神々の動物だったそうな。

日本でもイノシシは「強さ」のシンボルで、中国では今でも豚は「満足」の証だ。世界中で愛される豚。

ドイツで豚が幸運のシンボルになったのは中世の頃。
祝祭日などに開かれた市で、コンテストなどの残念賞として豚が贈られるようになったのが始まりだそうだ。

どうして豚なの?

どうやら豚の特性が関係しているらしい。

豚という動物は、養うのに高価なエサが必要ない。確かに何でも食べるイメージがあるな。

そして、6ヶ月で食用にできる。

他にも、健康な雌豚は一年に二回出産できる。一回のお
産につき、生まれる子豚の数は10頭。多産なのだ。

安価に養え、数も増やせ、そして食い扶持にも困らない。それが豚なのだ。

こうした理由から、豚をもらえるのはハッピーとなったらしい。

幸運の豚のラッキーアイテム

ドイツは豚肉大国だ。とにかく豚肉を使った料理が多い。豚って、とっても優れた家畜なんだな。

さて、ドイツの幸運の豚。どんなラッキーアイテムがあるかを紹介したい。

マジパンの豚

ドイツにはマジパンを使ったお菓子が多い。その中で、一際目を引くのが「マジパンの豚」だ。

年末から年始めあたりに、スイーツ店やベーカリーで売られることが多い。

見た目はとても可愛らしい。食べるのがなんだかもったいなく感じる。けど、結局食べちゃうけどね。

ちなみに、マジパンを知らない人のために説明しておくと・・・

マジパンとは、「アーモンドのペースト」だ。砂糖とアーモンドを挽いて練り合わせて作られる。独特な香りがあるので、苦手な人は苦手かも知れない。

正直、アーモンドの感じは一切しない。作り方を知るまで、アーモンドとは気付かなかった。不思議な香りと不思議な食感だ。

マジパンは北ドイツのリューベックという街が有名。マジパンで作られたお菓子がそこらじゅうにあるので、ぜひ試してもらいたい。

ポストカード

豚のポストカードもよく売られている。俺もポストカードで、豚が幸運のシンボルだということを知った。

なにか応援したいときや幸運を祈りたいときに、豚の写真や絵が載ってるポストカードを贈る。

貯金箱

貯金箱といったら豚ちゃんという人もいるんじゃないだろうか。ドイツでも豚の貯金箱はポピュラーだ。

雑貨屋とかでよく売られている。幸運を呼ぶ豚の貯金箱。豚ちゃん貯金箱を使えば、お金がザックザク貯まること間違いなし。

置物やキーホルダー

幸運のシンボルだけあって、豚の置物やキーホルダーは多い。豚ってカワイイよね。

ドイツ人にこよなく愛される豚。ちなみに、最近ではペットとしても人気が出てきているらしい。日本でもペットとしてミニブタ飼ってる人いるよね。

こんな風に使われる「豚」という単語

ドイツでは幸運のシンボルとされている豚。幸運のシンボルとなった理由は分かったけど、豚という言葉はネガティブな意味でも使われる。不思議だ。ドイツでも、日本と同じように豚には「不潔」とか「怠惰」という意味が含まれている。まぁ、それは豚の生活態度に由来するんじゃないだろうか。実際にどんな風に使われるのかをみていこう。

ポジティブに使われる場合

Da hast du aber Schwein gehabt!
 (いやしかし君、ツイてたね!)

「Schwein haben」という言い回しで、「思いがけない幸運に恵まれる」という意味がある。由来は、今日紹介した通り。残念賞としての豚が「思いがけない幸運」となった。

ネガティブに使われる場合

Du Schwein/Sau!
(このブタ野郎!)

Männer sind Schweine
(男ってみんなクソ野郎)

Schweine kalt!
 (めっちゃ寒い)

豚という言葉は、ネガティブに使われることの方が多い。おもしろいのは、強調するための語として使われることもあるということだ。

終わりに

今日は「豚」をテーマに書いた。こうして書いていると、改めてドイツ人にとって豚は身近な動物なんだなと実感した。日常ではネガティブな意味で使われることが多いブタという言葉。それ故に、豚が幸運のシンボルだと知った時は驚いた。幸運を呼ぶ豚。ドイツを旅行したら、お土産に豚のラッキーアイテムを一つや二つどうだろうか。

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