ドイツのクリスマスをまとめてみた。

クリスマスツリードイツ
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知っている人も多いかもしれないが、ドイツのクリスマスは日本のお正月に相当する。そう、ドイツではクリスマスは家族のイベントなのだ。一方日本では、クリスマスは完全にカップルの行事。恋人と一緒にロマンチックな夜を過ごすのを楽しみにしている人も多いだろう。

そうなのだ。クリスマスの過ごし方は国によって様々だ。ということで、今日はドイツのクリスマスを紹介したいと思う。

ドイツのクリスマスは4週間前から始まる

ドイツのクリスマス期間は長い。4週間前から始まる。ここでは、クリスマス本番前の4週間に行われるイベントを紹介する。

アドヴェント

ドイツのクリスマスには「アドヴェント」と呼ばれる期間が設定されている。このアドヴェントは通常クリスマスの4週間前で、11月30日に最も近い日曜日から始まる。この時期になると、街ではクリスマスマーケットが開催されるようになり、イルミネーションも飾り付けられて、クリスマスらしさがグっとあがる。このアドヴェントの期間、人々は何をするのかというと、特に何もしない。ただ、昔からの宗教的伝統の名残で、この期間が設けられているだけだ。なので普通に仕事や学校に行く。

ただ、アドヴェンツクランツと呼ばれる、もみの木から作られたリースに火を灯すイベントがある。リースにはロウソクが4本立っていて、第一アドヴェントに一本目、第二アドヴェントに2本目と、毎週一本ずつロウソクに火を灯していく。ドイツのクリスマスの風物詩だ。

アドヴェンツカレンダー

アドヴェントの期間、子どもにとって楽しみなのはアドヴェンツカレンダーだ。形や大きさなど様々な物があるが、一般的なのは、薄い箱に小さな小窓がついていて、中に小さなチョコレートが入っているというもの。小窓には1から24の数字が書かれていて、クリスマスまで毎日一つ窓を開けることができる。俺も小さい頃、毎日窓を開けるのが楽しみだったな。

このアドヴェンツカレンダー、子どもだけのものではない。実は、大人も楽しめるアドヴェンツカレンダーも発売されている。一番有名なのは、Eis.deというエロティック商品の会社が販売するものだろう。大人のためのアドヴェンツカレンダーで、中に入っているのはチョコレートではなく、もちろん大人のおもちゃ。

他にもいろいろ変わり種のアドヴェンツカレンダーがあるかもしれない。探してみるのもおもしろいだろう。

聖ニコラウスの日

日本にはないクリスマスのイベントとして、聖ニコラウスの日が挙げられる。12月6日がこのニコラウスの日なのだが、この日に子どもたちはプレゼントをもらう。俺がドイツの幼稚園に通っていた時も、この日に聖ニコラウスに扮した男がやってきて、プレゼントを配ってくれた。しかも、トナカイを引き連れて!かなり本格的なのだ。

この聖ニコラウスの日、どうやって祝うのかというと。ニコラウスの日の前日、つまり5日の夜に子どもたちは靴をキレイにする。そして、その磨いた靴をドアの前に置いておく。そうすると夜の間に聖ニコラウスが来て、プレゼントを靴の中に置いていってくれるというわけだ。ちなみに、靴が汚い悪い子は、プレゼントの代わりに炭が置かれているらしい。

ドイツのクリスマスと日本のクリスマスの違い

クリスマスは国ごとによって、その様子が異なる。ここでは、ドイツと日本のクリスマスの違いを紹介したい。

家族の行事

日本ではすっかりカップルの行事として定着したクリスマス。ただ、ドイツでは伝統ある家族の行事だ。年に一度、親族が集まる大切な行事。日本のお正月に相当すると考えると、想像しやすくなると思う。

全部休み

日本ではクリスマスはお店にとっても一大イベントだ。レストランでは、クリスマス特別コースが設けられていたり、ケンタッキーでは、クリスマスチキンが販売される。街中に溢れかえるカップルたちをなんとか取り込もうと、いろんな企画が生まれる。ところが、ドイツではクリスマスは基本的に休み。25日と26日は国民の祝日に指定されている。ということで、全部休み。

なので、ドイツのクリスマスを楽しみたい人は、24日までに観光を終わらせるようにしよう。そうしないと、全部閉まってしまう。なので、オススメはアドヴェントの時期に来て、クリスマス本番には日本に帰れるプランだ。

プレゼント開封の儀

クリスマスで一番テンションが上がることといったら、やっぱりプレゼントだろう。このプレゼント開封の儀、日本と少し様子が違うので紹介したい。

まず違うのは、プレゼントの数だ。ドイツでは、一人あたり3〜5つのプレゼントをもらうことが多い。日本では、プレゼントは一人一個と考える人が多いのではないだろうか。こっちは、とってもボリューミーだ。もらえるプレゼントの数に比例して、幸福度も高まっているような気がする。下の画像をみてもらえれば分かると思うが、ツリーの下にはたくさんのプレゼント。ドイツではこれが一般的。

そして、プレゼント開封の時間も違う。日本では、24日の夜に、お父さんお母さんサンタさんがプレゼントを枕元に届けてくれて、25日の朝にプレゼントを開封という流れが一般的だと思う。ドイツでは、24日の夜に、家族親族全員集まってプレゼントを渡し合う。そして、その場で開封する。これがなかなか緊張する。感情が表情に出てしまわないように、気をつける必要がある。こういう時のために、営業スマイルはしっかり身につけておきたいものだ。もちろん、プレゼントをもらえるというだけで、なんとも有り難い話だ。

ドイツのクリスマスマーケット

さて、ドイツに来たら一度は訪れてみたいクリスマスマーケット。ドイツのクリスマスマーケットで見逃すことの出来ないものを紹介していきたい。

ヒュッテ

ヒュッテとは、小さな小屋のことだ。ドイツのクリスマスマーケットは通常、この小さな小屋が広場に並べられることにより完成する。この小屋の周りに商品が並べられる。ロウソクや陶器、木製小物など、ヒュッテによって取り扱う商品は様々。見て廻るだけでも楽しい、そんなドイツのクリスマスマーケット。時間が経つのも忘れて、ついつい長居してしまう。とっても寒いので、風邪引かないように注意。

シュトーレン

ドイツのクリスマスケーキ。日本のクリスマスケーキというと、スポンジケーキに白い生クリーム、そしてイチゴが上に飾り付けられているものを想像する。ドイツのクリスマスケーキは、ずっしり大きくて重い。パンのようだ。このシュトーレンと呼ばれるケーキは、1400年頃ザクセン州のドレスデンで生まれた。

密度の高い生地にレーズンやレモンピールやナッツなどが入っていて、最後に上からたっぷりの粉砂糖がかけられる。ドイツの厳しい冬に適合するためか、とっても高カロリーなので、食べ過ぎに注意。

俺のオススメは、マンデルシュトーレンという、アーモンドが入ったシュトーレンだ。ナッツが美味しい。

丸ごと一個買うと箱が付いてくるので、日本へのお土産にも適している。

もともとは、アドヴェントの時期に時間をかけて食べられるものなので、保存期間も長い。しばらく置いておくと、熟成されるのか、フルーツの香りが生地に移ってより美味しく食べられる。

グリューヴァイン

ドイツのクリスマスマーケットを訪れたら飲みたいのがグリューヴァインだ。ホットワインのことで、シナモンやオレンジなどで香りづけされている。砂糖も入っているので、ほんのり甘くて美味しい。ジュースみたいな感覚で飲めるので、酒が苦手な俺でも楽しめる。寒く厳しいドイツの冬、とってもあったまるので、気になる人がいたら是非飲んでみてほしい。

デジタルなクリスマスマーケット

今年はコロナ禍でクリスマスマーケットが開催できない。それは残念ということで、ザクセン州ではデジタルなクリスマスマーケットが催されている様子。全部ドイツ語なので難しいかもしれないが、ドイツのクリスマスマーケットが可愛らしい絵で表現されているので、覗いてみると面白いかもしれない。以前に記事を書いているので、以下のリンクから記事を読むことができる。

デジタルなクリスマスマーケット

ドイツのクリスマス料理

最後に、やっぱりクリスマスといったら美味しい料理だろう。年に一度家族が集まる大切な行事。料理する人も腕を振るうわけだ。そこで、ここではドイツの伝統的なクリスマス料理を紹介したい。

ガチョウ(Gans)

ガチョウをドイツのクリスマスではよく食べる。ガチョウというと日本人にはあまり馴染みがないかもしれないが、こちらでは時々みる。味はあっさりとしていて、特にクセもない。ただ食べたのがかなり前なので、記憶がかなり不確か。ということで、また食べる機会があったら報告したい。

鴨(Ente)

鴨はクリスマスによく食べられる肉の一つ。俺は鴨肉が大好きなので、これは嬉しい。俺の彼氏の実家でも毎年鴨肉が出る。そして、とっても美味しい。あの鴨肉の独特の香りがクセになる。基本的は、ロートコールと呼ばれる赤い酢キャベツとソースと一緒に食べる。

ソーセージ(Wurst)

これはひょっとしたら東ドイツの文化になるのかもしれないが、細長いソーセージとポテトサラダもよく食べられるドイツのクリスマス料理の一つだ。やっぱりドイツと言えばソーセージ。ということで、近々ドイツのソーセージをまとめた記事を書きたいと思う。

まとめ

今日はドイツと日本のクリスマスの違いやクリスマスマーケットの楽しみ方を紹介した。パリのクリスマスもオシャレだが、ドイツのクリスマスもなかなか味がある。俺の住むザクセン州のドレスデンのクリスマスマーケットは世界最古のマーケットのうちの一つ。歴史あるクリスマスマーケットなのだ。ちなみに、クリスマスマーケットは街のあちこちで開催されていて、一つの街でいろんな雰囲気のクリスマスマーケットを楽しむことができる。お気に入りのクリスマスマーケットを探すのは、とっても楽しいので、ぜひこの時期にドイツを訪れてみてほしい。

では、ここまで読んでくれてありがとう。

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