ヨーロッパの歌合戦!ユーロビジョン・ソング・コンテストとは?

マイクと垂れ幕ドイツ
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今日は、ヨーロッパで毎年開催される歌合戦「ユーロビジョン・ソング・コンテスト」についての紹介だ。頭文字を取って「ESC」と略されることもある。ながーい歴史のあるコンテスト。現在でも有名な歌手やバンドを数多く輩出してきた。日本でも有名な曲があるので紹介したい。さて、ESCとは一体どんなものなのだろうか?

ユーロビジョン・ソング・コンテスト(ESC)とは?

ユーロビジョン・ソング・コンテストとは、欧州放送連合加盟放送局によって毎年開催される「音楽コンテスト」のこと。

毎年、参加国の代表者一人が決勝に出場し熱唱するというもの。決勝戦では、だいたい40カ国くらいが参加。一曲は最大3分で、ポップなものから趣向を凝らしたものまでいろいろな曲が聴ける。各国の審査員による投票と視聴者による電話投票によって、優勝者一人が決定する。

ちなみに、公平を期すために自国への投票はできない。ということで、ドイツの視聴者は、ドイツ以外の他国の代表者に投票しなければならない。

「Big5」と呼ばれる5大国(ドイツ・フランス・イギリス・スペイン・イタリア)は、準決勝を経ずに決勝に進出することができる。なので、この国の代表者は必ず決勝で観ることができる。

開催地は毎年変わり、前年の優勝者の出身国で開催されるのが通例となっている。

ESCの歴史

第一回コンテストは1956年。スイスのルガーノで開催された。

第二次世界大戦の復興が進むヨーロッパで「明るいエンターテイメント」が模索され、国際的な歌唱コンテストを開催する案が提案されたらしい。当時はまだ、多くの国が協力して行う大規模な生放送は技術的な挑戦であったそう。

第一回のコンテストでは、唯一、一国につき2曲披露され、計14曲でコンテストが行われた。この時の優勝者は、開催国でもあるスイスだったそう。

その後、順調に参加国数は増え、現在ではなんと40カ国以上の数。

第一回の開催から、今年(2021年)で65回目。ユーロビジョン・ソング・コンテストは、世界で最も歴史ある国際テレビコンテストなのだ。

ESCの超有名曲たち!

ここでは、日本でも馴染みのあるアーティストや曲を紹介したい。ESCを知らなくても、あっこの曲知ってるとなるかもしれない。

ABBA「恋のウォータールー」

1974年のESCでの優勝曲。世界的に有名なスウェーデン出身のバンドABBAが歌う。英語で歌った曲で優勝したのは、この曲が初めてらしい。ABBAは日本でも有名なので、この曲を知っている人も多いだろう。実は、ESCと縁のある曲なのだ。

ABBA: Waterloo (Eurovision 1974)

Dschinghis Khan「ジンギスカーン」

1979年、西ドイツの出場曲として歌われた。その時の結果は4位だった。結果こそ微妙だったものの、世界中で大ヒット。日本でもヒットしたので、聞いたことがある人もいるだろう。そう、あの「ジン、ジン、ジンギスカーン〜♪」という曲だ。

Eurovision 1979 Germany Dschinghis Khan Dschinghis Khan HQ SUBTITLED

France Gall「夢見るシャンソン人形」

1965年、第10回ESCの優勝曲。ルクセンブルクの代表としてFrance Gallが歌った。ヨーロッパのみならず、日本や他の国々でもヒット。CM曲として起用されたりして、聞いたことがある人もいるだろう。

France Gall – Poupée de cire, poupée de son – Eurovision 1965 – Luxembourg – Winner

Celine Dion 「私をおいて旅立たないで」

1988年に開催されたESCの優勝曲。歌うのは、あのセリーヌ・ディオンだ。カナダ出身の彼女だけど、スイス代表として出場。楽曲がスイス人の作曲家によるものだったことから、参加が可能になったみたい。セリーヌ・ディオンは日本でも有名なので、知っている人もいるかもしれない。

Eurovision Song Contest 1988 – Winner – Switzerland – Céline Dion – Ne Partez Pas Sans Moi

ドイツとESC

さて、ユーロビジョンとドイツ。ドイツはBig5という5大国のうちの一国なので、決勝には必ず出場する。ドイツでは、ユーロビジョンはとっても人気。平均視聴率はなんと驚異の30%超え。ドイツで最も観られている番組の一つとなっている。

毎年コンテストに参加していて、最多の参加数。けど、優勝したのは2回だけ。あんまり強くないな。2015年からESCを鑑賞しているけど、確かに微妙なものが多い。頑張れ、ドイツ。

ここでは、優勝した2曲と、ドイツ語の赤ちゃん言葉で歌われている曲一曲を紹介したい。

Nicole「Ein bisschen Frieden」

1982年の優勝曲。歌うのはニコール。この曲でドイツは念願の初優勝を果たした。メロディーがキャッチーで、優勝したのも頷ける。可愛らしい曲なので、気になる人はチェックしてみてね。

Eurovision Song Contest 1982 – Germany – Nicole – Ein bisschen Frieden [HQ]

Lena「Satellite」

2010年、ドイツ代表のレナが歌い優勝。これが二度目の優勝となった。ちなみに、英語で歌っている。俺がまだ大学生だったとき、ドイツ語の新聞を読もう的な講義で、彼女の優勝記事を読んだ。その時はまだ、ESC?なんじゃそりゃ?状態だったな。ただ、気になったので聴いてみて、ダウンロードしたのは良い思い出だ。可愛らしい歌だけど、そんなに突出したものがない彼女がなぜ優勝?と未だに謎だ。

Lena – Satellite (Germany) Live 2010 Eurovision Song Contest

Stefan Raab「Wadde hadde dudde da」

ドイツのテレビ界のレジェンド、シュテファン・ラープによる曲。優勝こそしなかったものの、5位と健闘した。出場年は2000年。

この曲のインスピレーションは、犬の散歩中のおばあさんから受けたそう。「なにもってるの?(Was hast du denn da?)」と赤ちゃん言葉で犬に話しかけるおばあさん。これが「Wadde hadde dudde da」になった。

演出がなんか笑えるし、おもしろい曲なので、チェックしてみてほしい。

Eurovision 2000 Germany – Stefan Raab – Wadde hadde dudde da (5th)

終わりに

日本ではあまり馴染みのないユーロビジョン・ソング・コンテスト。ヨーロッパでは、紅白歌合戦なみの視聴率だ。YoutubeでESCと検索すると、過去の出場者のビデオが観れるので、検索してみるとおもしろいかもしれない。いろんな音楽が集まるヨーロッパの歌の祭典。この記事を通して、ヨーロッパの文化に興味をもってもらえたら嬉しい。

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